<モザンビーク島>
モザンビーク北部の中心都市、ナンプラよりモザンビーク島まではシャパ(乗り合いミニバス)で1時間前後かかる。ポルトガルが来航する以前に、アラブ・インドとの交易があったモザンビーク島は世界遺産にも登録されており、ヨーロッパからの旅行者が多い。島内は、アラブやポルトガル風の建物が残っており、独特の雰囲気がある。
島自体は、1日もあれば回ることができるが、サンパウロ宮殿(博物館)、その背面に建つミゼリコルディア聖堂、かつてポルトガルの最高機関と総司令部が置かれたサン・セバスチャン要塞などを見学することができるので、2泊3日ほどかけてじっくり回るのがちょうどよいかもしれない。
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毎日夜になると、島の中心部の通りで、ママや子どもたちが揚げた魚介類やフルーツやスイーツ、パンなど、夕食のおかずになりそうなものを地面にゴザを敷き、そこに腰を掛けて売り始める。夜になるとこの屋台のような場所は食料を求めて来る人でにぎわう。
私が泊まったホテル、Casa de Luis(シングル朝食なしMT200、ダブル朝食なしMT400)は、料金が手ごろなため、バックパッカーや長期滞在の旅行者に人気であった。オーナーはポルトガル人女性で、英語はほとんど通じないが、なぜか言葉の壁を気にせず心地よくすごすことができる。また、キッチンを自由に使うことができるので、とれたての海の魚を買ってきて自分でさばくことが可能である。
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<キリマネ>
キリマネは、ナンプラから大型バスで南へ約10時間かかる。バスでベイラへ行くには、中間地点のキリマネで1泊必要となる。小さな町でこじんまりしており、人々の生活はのんびりしている。町を歩いていると、ところどころにおしゃれな公園があり、ポルトガル時代の影響なのか、どこかヨーロッパの都市の雰囲気を思い出させる。街中には川があり、観光スポットのようなものは特にないが、自然が豊かなゆったりした場所である。
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<ベイラ>
キリマネよりバスで約9時間でベイラに到着。ベイラはマプトに次ぐ都市であり、ショッピングセンターやホテル、カフェなどはたくさんあり、どこに行っても人でにぎわっている。街での移動はシャパやタクシーとなり、大きな町である。ベイラには大きなマーケットがいくつもあり、特に衣類や靴などヨーロッパや南アフリカから入ってきた商品が、ぎっしりと並んでいる。マーケットだけではなく、道端に広げられ売られている光景も目にする。値段は、靴はスニーカーで平均MT350(約US$13)前後、服はトップスで平均MT120(約US5)前後。
ジンバブエとの国境に一番近い都市であることから、多くのジンバブエ人が商品の買い付けにきたり、店を持ったりしているそうだ。
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(2007年8月15日)
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