カリブ キンゴルウィラ村


キンゴルウィラ村へのお誘い

ハミシ・アブダラ Hamisi Abdallahハミシ
モロゴロの町からダルエスサラーム方向に向かって10㎞ほど行くと、道路沿いに小さな店々が現れます。そこに農業やその作物を扱う小さな商いをはりきってやっている小さな村があります。

それがキンゴルウィラ村です。村人の民族はクトウ人、ウェレ人、カグル人もいますが、ジグア人とウルグル人が数多くいます。村は、ウルグル山脈の裾野にあり、多くの土地がサイザル麻の農場となっています。気候は、日中はだいたい暑く、夜は涼しくなることが多いです。

 現在、世帯数は約5,000ほどで、人口は22,000人を超えます。ムスリムもクリスチャンもいます。見かけでどちらの宗教かを判断するのは難しいです。平和に仲良くきょうだいのように暮らしているので。主に使われているのは、スワヒリ語ですが、ルグル人の人口も多いので、ルグル語も聞こえてきます。   村の主な産業は農業ですが、若者たちは焼煉瓦を作ったり、バイクタクシー(ボダボダ)の運転手をしたり、村にあるタバコ工場で季節労働をしたりもしています。

村では、キャッサバ、モロコシ、サツマイモ、バナナ、ササゲ、キマメやトウモロコシなどの主食の作物がよく育ちます。商品作物としては、オレンジ、マンゴー、ヒマワリ(油をとる)、ゴマ、最近では 市場で需要があるので、野菜やスイカなども作っています。

村の文化としては成人儀礼を受ける年齢の男女のグループへの教育もあります。これは、農閑期に行われ、太鼓を鳴らし、お酒が振る舞われます。

ウガリと野菜がよく食べられています。それからお米やジャガイモも他の地域から入ってきました。キンゴルウィラは住むのにもいいところで、日本のみなさんもたくさん訪れ、村の生活を楽しんでくれています。

みなさんがいらっしゃるのをお待ちしています。キンゴルウィラ村へようこそ!


子どもたちと遊ぶ©田邉裕大

子どもたち©田邉裕大


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