ダルエスサラーム便り |
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Shwari No.10石原 裕介(いしはら ゆうすけ) 大雨季サファリ② ~ンゴロンゴロ~![]() <クレータードライブ> ンゴロンゴロの醍醐味といえばもちろんクレータードライブ。ライオン、シマウマ、ヌー、カバ、ハイエナはもちろんのこと、チーター、サイなども高確率で見ることができる。 私は朝6時半に朝食をとり、7時にはクレーターに向けて出発した。クレーターの外輪山から、少しずつクレーターを降りていく。クレーターの底に着くと、まずはシマウマの群れがお出迎え。動物は人や車に慣れているので、車がかなりの距離まで近づいても、全然逃げずにのんびりと草を食べている。そして、シマウマの後ろの岩場に眼をやると、こんどはライオンがいるではないか。お腹は空いていないのだろうか、シマウマに興味もないようで、こちらものんびりと昼寝をしている。シマウマも襲ってこないのが分かっているようで、一向に気にしている様子は見せない。とても広いクレーターの中だとは言え、東西南北20km×20kmに満たない空間の中で、自分の天敵と暮らす感覚はどんなものなのだろうか。私だったらすぐに逃げ出してしまいそうだが…。 ![]() <ウォーキングサファリ> ![]() オルモティは小さなクレーターで、外輪山を登り、クレーターを降りていくというウォーキングのコースとなる。動物は残念ながら見られなかったが、やはり歩くというのは気分が良かった。動物と同じ目線で自然を感じることができる。また、マサイのレンジャーがガイドとして一緒に歩いてくれるので安心だ。彼らとの会話も弾み、ウォーキングが一層楽しくなる。 ![]() (2010年8月15日) *「Shwari」 私の大好きなこの言葉は、スワヒリ語で「平穏」を意味し、タンザニアでは挨拶でも用いられるほど頻繁に使われます。このコーナーでは、そんな穏やかでのんびりしたタンザニアの様子を、みなさんにお届けしていきたいと思います |